おうち英語の弊害【セミリンガル(ダブル・リミテッド)問題について】 幼児英語教育のメリットとデメリット

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このセミリンガル問題については、おうち英語を始めるにあたって心配している人も多いのではないでしょうか。

もしまだ知らないという方は、この問題をしっかり認識した上で、それでも自分は幼児英語教育をやるのかやらないのか、続けるのか続けないのか一度は考えたほうがいいかと思います。

セミリンガルとは

おうち英語の用語解説の記事でも書きましたが、セミリンガル(ダブル・リミテッド)について簡単におさらい。

セミリンガルとは、2か国語以上の言語を習得しようとしてどの言語も一定レベル以上に到達せず、母国語でさえも高い論理レベルで深い思考ができない状態になってしまうという問題です。

参考までに学術的見解のリンクを貼っておきます。

・「ダブルリミテッド・一時的セミリンガル現象を考える」について 中島和子氏
・早期バイリンガル教育の潜在的リスク : セミリンガル生成のメカニズムと二つのリスク体系 小川修平氏
・言語教育の視点から 萩原敏行氏

周りの人からの反対

セミリンガル問題についてはパパ等の身内が心配している家も多いのではないでしょうか。

おうち英語にそんなリスクがあると知ってママだけでなく身内が不安になることも少なくありません。

読者の皆さんの中にも夫(妻)や親に反対された方もいることと思います。

できれば協力してほしい、理解して見守ってほしい身内からの反対は本当に心折れそうになることもあります。

そんな時に自分自身が確信を持って取り組むために、そして反対する人に説明するためにこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

幼児英語教育に取り組むかどうかの判断

おうち英語に限らず様々な教育方法がありますが、調べてみるとそれら全てに肯定派と否定派がいることがわかります。

あのモンテッソーリ教育やシュタイナー教育でさえ賛否両論ですから、あとは推して知るべしです。

おうち英語にしても同じで、リスクやデメリットが叫ばれる一方で、成果やメリットもあるわけです。

それらの情報を偏りなく収集して、自分として取り組むか否か、続けるか否か選択していくべきだろうと思います。

また、どのような教育法に取り組んでいたとしても我が子に合うかどうか見極めて、合わなければやめるという選択はできます。

幼児英語教育も同様で、子供に合わなかったり、セミリンガルのリスクを感じた場合、親の判断でやめることは可能ということも理解しておくべきではないでしょう。

セミリンガルにならないために

かけ流しや語りかけを含め、英語に触れる時間より日本語に触れる時間のほうが長くなるように意識することが非常に大事

母国語である日本語が伸びることで自然と英語の語彙や表現力も伸びるということを知っておくこともとても大切です。

物の名前などの覚えやすい単語とは違い、上下前後左右、時間、季節などの抽象的な言葉をよく理解するためには母国語での理解が進んでいるほど、英語での理解も早くなります。

これはレベルの高い抽象語になればなるほど顕著になります。

だから母国語で抽象的な概念をしっかり理解できるようになっておかないと、深く考えることができなくなってしまい、複数言語で日常会話はできても学問や仕事をする上で必要な深い論理思考ができなくなってしまうのです。

保育所や幼稚園に入園してしまえば、そこでの時間はガッツリ日本語環境ですが、入園前はおうちでママが英語の時間を増やせば、日本語より英語時間のほうが多くなることもあります。

そんな時にセミリンガル問題のことを常に意識しておくことで、英語もしっかりやるけど、日本語もそれ以上にやらなくてはと思えるようにできるとベターです。

ママが日本語でたくさん喋ると言っても限界がありますから、テレビやラジオで日本語をかけ流して補っても問題ありません。家では使わない日本語にたくさん触れることができます。

2か国語どころか3か国語!?

英語だけでなく、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語など英語にもう1ヶ国語プラスして3カ国語に取り組み、トリリンガルを目指すつわものママもいます

そういうママほど日本語(母国語)の重要性をよく理解した上で取り組まれています。

幼児英語教育のメリット

既に幼児英語教育のデメリットであるセミリンガルの話はしたので、この記事の最後にメリットも挙げておきたいと思います。

アメリカ応用言語学センターの研究によると、幼児期に第二言語を学ぶことで子どもたちの成長に以下のような様々なメリットがあると報告されています。

・子どもの知性にプラスな影響が見受けられる
・子どもの精神的発達を促し、より豊かな感性が育まれる
・柔軟な考え方、多言語への感受性、正確なリスニングや理解する力が培われる
・母国語に対する理解力が改善される

これらの情報を参考に、ぜひ自分自身でもセミリンガルについて調べてみてくださいね。

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