かけ流しで出てきた言葉をママが使う
色でも形でも物の名前でも、かけ流しの中に出てきた言葉をママも日常生活で使うようにするとより効果的です。
発音はそんなに気にせずどんどん使ってください。
できるだけ音源のように発音するようにして、家の中であればテーブル=「テイボー」、ドア=「ドー」、オレンジ=「オーレンジ」、ミルク=「ミゥㇰ」って感じ。
発音に関しては心配しなくても音源のほうの正しい発音をいつの間にか身に着けていきますので、気にせず語りかけて問題ないありません。
もちろん語りかけなくてもバイリンガルに育ちますが、やったほうがより効果的です。
外出時でもできれば人目を気にせず語りかけをしてかけ流しと連動しましょう。
外にしかないものも多いですから、カー、トレイン、ヘリコプターなどのこどもが好きな乗り物系、動物系などはかけ流し音源にもよく出てきます。
こどもはママも英語を使うんだ、ということは自分の日常生活に出てくる普通の言語なんだ、必要な言語なんだ、英語でママとコミュニケーションしていくことになるんだと認識していきます。
そこは日本語と一緒ですね。
小さなボリュームでOK
かけ流しをする時のボリュームですが、結論から言うと【小さくてOK!】です。
大人からすると聞こえてるのか聞こえてないのか分からないくらいのボリュームでも問題ないです。
幼児期のこどもは大人が考えるより耳がよく(言語に対する脳がよいとも言えます)、BGMのようにかけ流しても問題ありません。
むしろそれくらいのほうがいいです。少し会話の邪魔になるかなと思うような音量は大き過ぎると言っていいでしょう。それくらいの音量でかけてしまっていたら少し小さくしてあげてください。
おうち英語ビギナーは、RやLなどの大事な英語の発音が聞こえないだろうと思ってボリュームを大きくしてしまいがちですが小さめのボリュームで流してOKです。
実際やってみると洗い物や洗濯機の音があってもきちんと聞き取っていることがわかります。
同じものを繰り返し聞かせる
親側はいろいろな音源を聞かせてあげたいという思いから毎回異なる音源をかけ流そうとしてしまいがちですが、こどもが気に入った音源を毎日聞かせるのも効果的です。
かけ流す音源すべてが同じだとさすがにこどもも飽きてきますが、聞いたことのない新しい音源を聞かせつつ、以前から聞いている良質な音源も何度も聞かせてあげるようにします。
そうすれば発音は上手にできなくても丸暗記して口ずさむなんていうことも頻繁に出てくると思いますよ!
最低1日に1時間半
かけ流しをする時間については1日最低1時間半はかけ流したいところです。
専業主婦か共働きか、保育所か幼稚園か小学生かなど家庭環境によっておうち英語に費やすことのできる時間は異なりますが、再生するだけで取り組め、かつ最も重要な取り組みであるかけ流しについては1日1時間半は確保しましょう。
幼稚園に行く予定の0~2才児に関しては6時間でも7時間でもかけ流すことができますね。
保育所や幼稚園、習い事など外に出始めるとどうしても日本語時間が増え英語時間が短くなるので、0~2才は多めに英語のシャワーを浴びさせてもいいと思います。
母国語である日本語の発達が気になる方は、バランスを取りながら取り組みましょう。
おうち英語によって日本語での論理力が伸び悩んでしまっては元も子もありませんからね。
ただ日本語を気にし過ぎるあまりおうち英語を中途半端にやるというのもおすすめしません。
やり方しだいで日本語も英語も高い論理レベルの会話・思考をすることができるというところまで持っていくことは可能です。
日本語をやってる時はおうち英語はやらない
かけ流しもそうですが、語りかけ、動画などのおうち英語の取り組みは日本語の取り組みをやっている時はやらないようにしましょう。
こどもを混乱させないためにもメリハリが大事です。
日本語の絵本を読み聞かせている時に英語のかけ流しをしてしまうなど、日本語中に英語、英語中に日本語をするようなミックスは避けたほうがいいです。
親側で日本語の時は日本語のみ、英語の時は英語オンリーという環境を整えてあげてください。
余談ですが、おうち英語をやり始めてしばらくするとこどもから英語の発話が出始めます。
そしてこどもの中で今は日本語、今は英語と使い分けるようになっていきます。
語りかけを行っている場合、ママはいつも英語を話しているからこどもも英語で話すけど、パパは日本語しかしゃべらないからパパに対しては日本語でしか話さないというようなことが起こります。
おうち英語友達でもオンライン英会話のフィリピン人の先生でも、近くに住んでるネイティブでも、英語を話せる人、自分に英語で話しかけてくる人にはこどもも英語スイッチが入り英語で話しますが、英語がしゃべれない人には日本語でしか話さなくなるんです。
おまけ
それでは最後にかけ流ししやすい時間帯を箇条書き。
・朝起きてから幼稚園に出掛けるまで。
・朝食、昼食、夕食の間
・こどもがおもちゃで遊んでいる時、お絵かきしている時
・他の知育系の取り組みをしている時
(こどもちゃれんじや迷路、間違い探しなどプリントや工作などをしている時)
↑ 絵本など日本語の取り組みをしてる時はかけ流しはやらない
・寝る前(ベッド、ふとんの中)
・車の中 ← これはカーナビやCDプレイヤーなどを利用してかけ流しを行うということです。
ハードディスクナビなどカーナビ本体にCDやスマホの音源を入れておくとCDを入れ替えなくていいので楽ちん。
週末など車でのおでかけをする時も時間を有効に使えるのでかけ流し時間を確保するためにもかなりおすすめ!